肘内障
このようなお悩みはありませんか?
☑お子様の手を引っ張った際に急に泣き出して腕を動かさなくなった。
☑保育園から帰ってきたら腕を動かさず、あるいは腕をダランとしたまま、様子が変に見える。
☑子供の肩が外れたのではないかと心配だ。
肘内障とは
肘内障は、乳幼児にみられる肘関節の亜脱臼です。
正しくは橈骨輪状靭帯の嵌頓です、
ですので、いわゆる肘の骨が外れる完全脱臼とは別のものと考えてよいです。
完全脱臼は上腕骨に関節している尺骨が何らかの大きな力が加わって尺骨が正しい位置から飛び出してしまうものとなります。
一方で肘内障は、上腕骨と尺骨の関節の位置関係は正常ですが、橈骨を取り巻いている輪状靭帯がまくれ上がってしまうものを言います。
なぜ肘内障になるのか
肘から手首にかけては2本の骨があります。
気を付けをして姿勢を正した時に前に来るのが橈骨で、後ろに来るのが尺骨です。
2本の骨は、橈骨を輪っかのように囲む輪状靭帯によってつながっています。
乳幼児の橈骨頭はまだ未完成のため、輪になっている靱帯が外れやすくなっていて急に手を引っ張ったりするとこの部分がズレるのです。
年齢が上がるとこの橈骨頭は先が太くしっかりしてくるため、肘内障にはならなくなります。
だいたい6歳くらいまでと考えられています。
肘内障をそのままにするとどうなるのか
まず、子供が患側の手を使おうとしません。
無理に動かすととても嫌がり大声で泣き出したりします。
そのまま放置した場合、何らかの拍子にひじを曲げたり、動かしたりしているうちに自然にはまってしまう場合もあります。
しかし、放置するとハマりにくくなる可能性が高くなるので、気づいた時点で整復(徒手的に元の位置に収めること)治療をおすすめします。
ハマりにくくなった場合、整復に難渋し、輪状靭帯に過度のストレスが掛かり、整復治療後したあとも再脱臼しやすくなる恐れがあります。
また似た症状で、上腕骨の骨折の可能性も考慮しなければなりません。
もし骨折だった場合、そのまま放置することで治療が難しくなることも考えられます。
骨折との鑑別のためには、『いつから痛がるようになったか?』、『どこで何をしていてこうなったか?』、『家族や兄弟が腕を引っ張っていないか?』、『転倒や高所からの落下はないか?』、『圧痛(押すと痛い場所)があるのが橈骨頭付近なのか、肘関節でも上腕骨に近いところを痛がるのか?』、『腫れや熱感はないか?』。
こういった点を考慮に入れて注意深く観察する必要があります。
当院では、これまで数多くの肘内障のお子さんを診させていただいております。
来院時に不安そうな親御さんと大声で泣きじゃくるお子さんが、整復治療後にはお子様がニコッと笑って腕を振ってバイバイしてお帰りになられます。
親御様も大変喜んでお帰りになります。
肘内障の患者様については、時間外や休日、夜間の診療にも対応しております。
もしお子様が腕をだらんと下げて動かさない、腕を抱えて痛がっているようだ、ずっと泣きじゃくって腕を動かさない、こういった症状に気付かれたら、まずはお電話でご相談ください。
『精密検査が必要で、病院へ行くべきか?』、『整骨院で整復すれば治るものなのか?』、『あるいは他の疾患や外傷の可能性は?』等々、お話をよく伺い国家資格取得者が適切にアドバイスさせていただきます。
夜間や休日でも遠慮なくご連絡をください。
肘内障でお悩みの方はご相談ください
お子様が突然腕を動かさなくなった。
突然「腕が痛い」と言い始めた。
このようなときは、「肘内障」の疑いがあります。
肘内障というのは突然手を引っ張られたときなどに生じる亜脱臼のことで、関節がまだしっかりとしていない乳幼児に特に多いケガです。
肘内障が生じた場合は、慌てずに当院までご相談ください。
関節を適切な位置に整復させていただきます。
当院の肘内障施術
小さなお子様が安心して受けられる施術です
当院では、肘内障で突然腕が痛くなってしまい、不安な気持ちでいるお子様に、少しでもリラックスしてもらえるような対応を心がけています。
お子様の目線に立ち、笑顔で、丁寧に対応させていただきますので、安心してお任せください。
また、肘内障の施術自体にも、基本的にはそれほど時間はかかりません。
再発しにくくなるよう丁寧にご説明させていただきます
肘内障は、一度生じると再発してしまうことも珍しくはありません。
遊んでいるときや着替えているときなど、日常生活のさまざまな場面で生じることがあります。
そのため、当院では、肘内障が少しでも再発しにくくなるよう、ご両親に対して丁寧にご説明をさせていただきます。
日常生活の中でなにかご不安なことがありましたら、それについてもお答えさせていただきますので、お気軽にご質問ください。